人を批判できる程、僕はえらい人間じゃない。
大人がどうだとか、世の中がどうだとか、
安易に批評できるほど知識を持っている訳でもない。
でも、この世は狂っている。
子供の正義が、大人の正義でない世の中など、
ねじ曲がっている。
どこがおかしいのか、どこから直せば良いのかなんて、こんな巨大な世の中ではさっぱり分からない。
複雑に成り過ぎた世界は、純粋な思いを踏みにじって肥えていく。
話し合いとは名ばかりの、言葉の暴力が幅をきかせる。
僕はただ真実を知り、できるだけ嘘のない現実を見たいだけなのに。
見栄や欲望が人を変え、子供の頃教えられた正義や夢が、無意味な名誉やプライドに姿を変えていく。